市内有数の梅林として知られる上粕屋の山口家住宅(通称=雨岳文庫)では、小梅が咲き始めている。主の山口匡一さん(78歳)は2月1日、白く咲いた一輪の甲州最小を発見、「見ごろは2月末あたりでは」と話している。
雨岳文庫は、障壁画などの遺産を数多く有していることから国の登録有形文化財に指定されている。場所は国道246号線「板戸」信号を厚木方面から右折し、東名高速道路のガードをくぐってすぐの所。敷地内にある70アールの梅林には、200本を超える梅の木が並んでいる。
今回、山口さんが開花に気づいた甲州最小は例年1月末ごろに咲く小梅だが、1月の大雪なども影響してか昨年に続いて今年も開花が遅れている様子だ。
小梅の開花が遅れていることから、山口さんは「今年は豊作になるのでは」と期待する。これは、2月に咲く晩生の花が小梅の花粉を受けて実を作るため。小梅の開花が遅れることで受粉率が上がるという。
山口さんは1日に開花した花を撮影し、ホームページに投稿したところ予想以上の反応があったという。「皆が首を長くして梅の開花、春の訪れを待っているんだなと思った」と山口さん。雨岳文庫では、多くの人に梅を見てもらおうと、2月17・24日の日曜、3月中の土日に梅林の無料開放を行うという。
日向では
同じく市内有数の梅林である日向梅園では、100本以上の梅の木はまだ咲く前の状態。海抜およそ200mの所に位置するということもあり、例年見ごろは3月上旬から中旬。
日向薬師の内藤京介住職は「気温や雨によっても開花は大きく左右するので、開花状況は随時発信したい」と話している。
市観光協会では、今年の梅の見ごろを2月末から3月上旬と予想している。
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