伊勢原市は15日、2013年度の当初予算案を発表した。総額は前年度比2・0%増の492億2500万円、一般会計は0・1%増の280億8300万円を計上した。少子高齢社会の進展による扶助費の増額などもあり、前年度に続いて緊縮型の予算編成となった。
歳入のおよそ半分を占める市税。法人市民税はほぼ横ばいを見込んだものの、給与所得の減少から個人市民税は減。一方、固定資産税や市たばこ税が増え、全体では前年度比0・3%増の155億4700万円となった。
市債の起債額は、24・4%減の21億4700万円。市債残高は272億円。市の貯金にあたる財政調整基金の今年度残高は5億700万円。13年度は取り崩しを最小限に抑え、代わりに終末処理場周辺整備基金から4億円を借り入れるなどして、2億2千万円の残高を見込んでいる。
歳出で目立ったのは扶助費の増額で、3・7%増の68億1千万円。なかでも生活保護費は1億6600万円増の18億円で、12年度に続いて過去最高を更新する見通しとなった。
一方、特別会計では、国民健康保険・介護保険・後期高齢者医療の3事業で10億7千万円増えるなど、高齢社会の進展による財政の緊迫が顕著となった。
イメキャラにご当地ナンバーも
主な新規事業は以下。
不育症治療費助成事業(80万円)、放課後子ども教室の開設(68万円)、地域人材を活用した家庭教育支援の推進(250万円)、いせはらイメージアップの推進(イメージキャラクター、ご当地ナンバープレート導入/198万円)、バス交通対策の推進(路線新設、ノンステップバス導入支援/1049万円)、公園施設の長寿命化・保全の推進(長寿命化計画の策定、総合運動公園体育館天井改修工事/1億7100万円)、市政調査会の設置(18万円)、自治会活動の支援(板戸第一自治会館新築補助、トイレ改修補助/742万円)
就任後、初の予算編成に臨んだ高山松太郎市長は19日の会見で「あらためて財政の厳しさを感じた」と述べ「全職員には複数回にわたって事業の見直しや財源確保を指示し、緊縮型予算になった」と話した。
予算案は22日に開会する市議会3月定例会で審議される。採決は3月25日。
2月19日起稿
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