神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
伊勢原版 公開:2013年4月12日 エリアトップへ

若手和尚に正力松太郎賞 「スジャータプロジェクト」活動が評価

社会

公開:2013年4月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
震災後すぐ被災地を訪れた有志(2011年4月20日撮影)
震災後すぐ被災地を訪れた有志(2011年4月20日撮影)

 東日本大震災の直後から、被災地で復興支援を行ってきた能満寺(三ノ宮)の松本隆行住職(40歳)をはじめとする若手住職たちの活動が、第37回正力松太郎賞の震災支援功労賞に、3月末選ばれた。表彰式は今年10月に都内で行われる。松本住職はおととし4月からこれまで40回以上にわたり被災地を訪れている。

 正力松太郎賞は、(財)全国青少年教化協議会が主催するもので、仏教精神に基づいた青少年の育成、社会の情操教育に寄与した個人・団体に贈られる。震災支援功労賞は特別賞として今年から新設され、今回は5団体・1個人が受賞した。

 松本住職は震災発生後の4月から宮城県気仙沼に入り、津波で全壊した寺院の再建に尽力。その後も物資の供給や炊き出しなどの支援を続けていき、松本住職と同じ臨済宗で仲間の住職も支援に協力していった。伊勢原市内では普済寺(下糟屋)の綾部慶宜副住職(28歳)なども参加している。

 こうした若手和尚たちの支援活動は、苦行で倒れた釈迦を助けたといわれるインドの街娘の名前をとって「スジャータプロジェクト」(代表/渡辺光成住職)と命名された。

 有志らは、被災各地の荒廃した土地を整備して畑の作付け作業を進めているほか、昨年2月には岩手県の陸前高田市にある県立キャンプ場に被災者同士が交流できるコミュニティ図書館も建設。プロジェクトは現在も進行中だ。

今後もずっと

 今回の受賞について松本住職は「私たちの活動に目を向けていただきありがたく思います」とコメント。

 住職によると被災各地の復興はこれからだといい、「被災者の方たちの生活が元に戻るまでは活動を継続していきたい」と話す。

 スジャータプロジェクトにはこれまでに賛同者から500万円を超える寄付が集まった。有志らは昨年10月の観光道灌まつりで募金活動も行い、寄せられた善意で活動を続けている。

 「被災地のことを忘れず共に活動を」と松本住職。一緒に活動したい人は誰でも参加できるという。
 

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

<PR>

伊勢原版のトップニュース最新6

受粉作業佳境に

伊勢原産ナシ

受粉作業佳境に

市内農家で

4月19日

車いす「だからこそ」

葉月流宗家

車いす「だからこそ」

日本舞踊で自己表現を

4月19日

体力合計点 県上回る

伊勢原市

体力合計点 県上回る

「規則正しい生活習慣を」

4月12日

草木類を分別収集

伊勢原市

草木類を分別収集

ごみの減量化・資源化へ

4月12日

229人が人事異動

伊勢原市

229人が人事異動

部長級女性職員は20.5%

4月5日

38年ぶり「竿頭綬」受章

伊勢原市消防

38年ぶり「竿頭綬」受章

消防庁長官表彰で

4月5日

樹木葬と家族葬の「ゆかりえ」

小田急線「愛甲石田駅」徒歩すぐ。友引の日は無料相談会開催中。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 1月26日0:00更新

伊勢原版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook