東日本大震災の直後から、被災地で復興支援を行ってきた能満寺(三ノ宮)の松本隆行住職(40歳)をはじめとする若手住職たちの活動が、第37回正力松太郎賞の震災支援功労賞に、3月末選ばれた。表彰式は今年10月に都内で行われる。松本住職はおととし4月からこれまで40回以上にわたり被災地を訪れている。
正力松太郎賞は、(財)全国青少年教化協議会が主催するもので、仏教精神に基づいた青少年の育成、社会の情操教育に寄与した個人・団体に贈られる。震災支援功労賞は特別賞として今年から新設され、今回は5団体・1個人が受賞した。
松本住職は震災発生後の4月から宮城県気仙沼に入り、津波で全壊した寺院の再建に尽力。その後も物資の供給や炊き出しなどの支援を続けていき、松本住職と同じ臨済宗で仲間の住職も支援に協力していった。伊勢原市内では普済寺(下糟屋)の綾部慶宜副住職(28歳)なども参加している。
こうした若手和尚たちの支援活動は、苦行で倒れた釈迦を助けたといわれるインドの街娘の名前をとって「スジャータプロジェクト」(代表/渡辺光成住職)と命名された。
有志らは、被災各地の荒廃した土地を整備して畑の作付け作業を進めているほか、昨年2月には岩手県の陸前高田市にある県立キャンプ場に被災者同士が交流できるコミュニティ図書館も建設。プロジェクトは現在も進行中だ。
今後もずっと
今回の受賞について松本住職は「私たちの活動に目を向けていただきありがたく思います」とコメント。
住職によると被災各地の復興はこれからだといい、「被災者の方たちの生活が元に戻るまでは活動を継続していきたい」と話す。
スジャータプロジェクトにはこれまでに賛同者から500万円を超える寄付が集まった。有志らは昨年10月の観光道灌まつりで募金活動も行い、寄せられた善意で活動を続けている。
「被災地のことを忘れず共に活動を」と松本住職。一緒に活動したい人は誰でも参加できるという。
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