5月1日から成瀬公民館の館長を務める 谷山 敬子さん 下糟屋在住 60歳
地域に恩返しを
○…伊勢原市内で38年間にわたり教員を務め、この春、定年を迎えた。5月からは成瀬公民館の館長を務める。成瀬小学校・中学校の卒業生ということもあり、慣れ親しんだ土地での勤務は楽しみでもあるが、「公民館の仕事はまだまだ分からないことが多い」というのが正直なところ。「『また公民館に行ってみたいな』と思ってもらえるような講座やイベントを企画し、より楽しんでもらえる場所を目指したい」と意気込む。
○…下糟屋に生まれた。小さいころは木登りや鬼ごっこなど、外で元気に遊ぶのが大好きな女の子だった。中学ではバレーボール部で活躍。陸上部から助っ人を頼まれ、競技大会の幅跳びで優勝したこともあった。「体を動かすことは好きですが、今はもっぱらスポーツ観戦ですね」とにっこり。大学卒業後は父親と同じ教員の道を志した。22歳で大山小へ赴任。その2年後に結婚、途中子育てもあったが、周囲の支えもあり、教員として定年を迎えることができた。「かつて父も務めた大田小の校長として教員生活を終えることができました。先輩方や同僚、家族に感謝です」
○…現在は夫と次男の3人暮らしだが、娘も週末になると孫を連れて遊びに来るそう。「孫はやっぱりかわいい。一番の癒しかも知れませんね」。趣味は映画鑑賞で、夫とは毎月のように映画館に足を運んでいる。「レ・ミゼラブルはやっぱり感動しました。ラグビーを題材にしたインビクタスも素晴らしかったですね」とうれしそうだ。
○…好きな言葉は誠意と情熱。教員時代は「学ぶ意欲にあふれ、自ら考えられる人間に育ってもらいたい」という願いをもって子どもたちに向き合ってきた。今、自分が向き合うのは地元だ。「これまで自分を育ててくれた郷土に恩返しがしたい、貢献したいという思いが強い。自分に何ができるかを考え、しっかりやっていきたいと思います」。優しい表情で語った。
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>