7月10日に神奈川県民ホールでフルート公演を行う 吉田 杏奈さん 東大竹在住 33歳
「自然体」が心地よい
○…芸術・文化の都として栄えた南仏マルセイユを源流とする、フルートの流派「エコール・マルセイエーズ」。楽器の伝統と格式を今に受け継ぐ、マルセイエーズのフルーティストとして、7月に横浜公演を行う。親子ほどに年の差がある師匠たちとのトリオ共演にも「心の中はドキドキよりもワクワク。ステージを思い切り楽しみたいですね」と落ち着いた表情。当日はモーツァルト、ベートーヴェンなど6曲を予定。ドップラーのリゴレット幻想曲では、デュオ演奏も披露。「技巧的で聴き応えのある曲。ぜひご期待ください」
○…フルートとの出会いは9歳のころ。音楽教育に熱心だった家庭で2歳上の姉はピアノ、自身はフルートに夢中になった。中学3年でかながわ音楽コンクールの最優秀賞に選ばれるなど、才能は徐々に開花。卒業後は桐朋女子高校に進んだ。桐朋学園大学を首席で卒業後は単身渡仏。27歳で帰国後は、フリーランスのフルーティストとして月3〜4回の公演のほか、音楽教室の講師として後進の育成にも尽力している。
○…父の仕事の関係で20歳を過ぎたころ伊勢原へ。現在、父は中国に単身赴任、姉は米国でピアニストとして活躍する。母と2人で暮らす毎日のなかにあって、愛犬の散歩と日帰りの温泉が息抜きの時間だ。今後は、語学や情報、スポーツなど、音楽以外の分野も勉強していきたい。今まで音楽中心で来たこともあり「多くの知識を吸収して自分自身をもっと磨きたいと思います」
○…普段心がけているのが、自然体でいること。一生懸命・頑張る・必死…。これらをなるべく口にしない。「好きなことも無理が入ると楽しめなくなるから」と、教室でも生徒に努力や練習の量を求めないそう。フルーティストとして聴衆に届けたいのは「心地よい音色」。「そのためには自然体で音を出すことが大切。ステージではありのままの自分を見てほしい」―。素直に思いを語った。
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