道路跡など一般公開 貴重な発見に150人
鎌倉時代頃に造られたと見られる石敷道路上遺構(以下:道路跡)が発見された伊勢原市No.163遺跡(上粕屋)で9月7日、午前と午後の2回にわたり現場見学会が開催され、約150人が訪れた。
No.163遺跡は新東名高速道路建設の際に発見された遺跡。今年の5月から、公益財団法人かながわ考古学財団が調査を開始し、これまでに道路跡のほか、中・近世の水田跡や陶磁器も発見されている。道路跡は、大きめの石と砂利を敷き詰めて造られており、当時の建設方法としては大変めずらしいという。県内でも例は少なく、貴重な発見とされている。
石敷道路が造られた理由は現時点では不明。しかし同財団では、多くの石を敷き詰めるには、巨大な権力と財力が必要なこと、近世の大山街道の一部が、上粕屋の石倉中遺跡で見つかっていることなどから、土地の有力人物が、大山参詣のために道を造ったのではと推測している。
今後も調査は行われていくが、同遺跡は道路建設の際に埋められてしまう見通し。次の見学会は未定だが、市民からの希望があれば検討するという。見学会に訪れた大貫賢一さん(68歳)は、「この土地にこんな遺跡があるなんて、とても興味深い。同じような機会をもっと設けてもらいたい」と語った。
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