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伊勢原版 公開:2013年11月29日 エリアトップへ

11月23日に行われた高校生の書評大会で準決勝まで進んだ 笹本 真吾さん 向上高校3年 18歳

公開:2013年11月29日

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「人の命守る」強い男に

 ○…制限時間は5分。人に薦めたい本を一冊取り上げ、その内容や見どころ、魅力をプレゼンし、観客400人の投票で優勝を決定する。東京都などが主催したこの大会「ビブリオバトル2013」に県代表の一人として出場し、人気ブログを書籍化した「自分のアタマで考えよう」を紹介。情報が氾濫する時代だからこそ、自分の頭で考えることの大切さを訴えた。準決勝で敗れはしたが「色々な書評が聞けて良かった。悔いなし」と笑顔だ。

 ○…相模原市出身。小学生のころは野球少年で、白球を追いかける毎日を送った。家では中学校教師の両親に厳しく育てられ、テレビゲームや携帯電話も周りの友だちより遅かった。よその家庭をうらやましいと思うこともあったが、「ゲームやケータイがなかったからこそ、小さいうちに本を読む習慣が身に付いた」と両親に感謝している。

 ○…今では年に100冊読むという。気になった本に出合えば、作家やジャンルに関わらずとにかく読む。高校では図書委員会の副委員長として活動し、11月まで在籍した駅伝部では部長を務めるなど、これまで委員会と部活動が生活の中心にあった。先日、大学の推薦試験に合格。もともと体育の教員志望だったが、2011年に東日本大震災の被災地を訪れたことが転機に。「人の命を助け、守ることができる自分になりたい」と、今は救命救急士を志している。大学の4年間で知力と体力に磨きをかけ、その後、消防士試験にチャレンジする。「日々努力あるのみ」と澄んだ瞳で将来を見据えている。

 ○…趣味はやはり読書。家では活字と向き合う時間がほとんどで、テレビもあまり見ない。今回出場したビブリオバトルには、来年以降も出場するつもりだ。「大学生になってもたくさん本を読んで、しっかり勉強していきたいです」―。描いた夢を語り、努力を重ねていく高校生の姿がすがすがしかった。
 

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