かながわの名産100選の一つで、市の推奨みやげ品にも指定されている「おおやま菜漬」の販売が始まった。今年は台風などの天候不順が相次いだこともあり、大山菜の収穫も遅れ気味。子易にある大山菜加工所では、大量の大山菜の漬け込み作業が急ピッチで行われている。
子易地区の山あいで栽培される大山菜は、江戸時代から「おおっ葉」「子易菜」と親しまれ、地元名産の漬物として先導師旅館などでも振る舞われてきた。在来のカラシナの一種を品種改良した大山菜は独特の辛味があり、塩でもみ刺激を与えると辛さが増すという。現在は、大山菜栽培組合(山口寿美男組合長/会員6人)が生産にあたっている。
12月6日、加工所では今年2回目の漬け込みが行われた。この日はおよそ200kgの大山菜が水洗いされ、20個の樽に塩漬けされた。大山菜は3日間塩漬けした後、水分をしぼり辛味を出すため「もみ」と「たたき」の作業が行われる。12月12日ごろには、おおやま菜漬として店頭に並ぶ予定。
今年の大山菜について生産者の高橋洋さん(78歳)は「台風で収穫が遅れたが、葉のつやも良く、味も良い」と太鼓判を押す。
おおやま菜漬は、JA大山農産物直売所、市内JA直売所で2月下旬ごろまで販売。漬け込み作業の状況によっては販売されない直売所もある。1袋(300g)で315円。
問い合わせは、JA大山農産物直売所/【電話】0463・92・4020
伊勢原版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
|
<PR>