国際緊急救援隊の医療班統括メンバーとして活躍する 大山 太さん 東海大学講師 大山在住 44歳
災害から人を救うため
○…世界で発生した大災害に、国として災害救援を行う国際緊急救援隊(JDR)。その中には警察・消防・海保のレスキュー隊で組織される救助チームがあり、特殊な訓練を受けた医師・看護師による救急隊医療班も在籍する。現在、日本国内に医療班として活動できる医師・看護師は約50人。県西部エリアでは唯一の看護師メンバーとなる。「国際的な災害救援はもちろん、得た知識を地域に知らせていきたい」と話す。
○…山形生まれ。東海大学山形高等学校から、平塚の同大医療技術短大への進学を機に神奈川へ。小学校では剣道、中学は器械体操、高校は合気道に打ち込んだ。大学時代は空手をしていたことも。東海大学医学部付属病院救急救命センターで看護師として11年働き、救助の仕事にも興味を持った。より高い知識をめざし、働きながら大学と2つの大学院も卒業した。
○…05年の四川大地震や11年のNZクライストチャーチ地震など、4回のJDR派遣活動に参加。きっかけは海保の知人に誘われたこと。「災害から多くの人を救う手助けがしたい」と、すぐに参加を決意。今では医療チームのコアメンバーの一人となった。普段は東海大学健康科学部看護学科の講師として、学生に救急災害などを教える。第一に教えることは「自分の命を守る事」。そして、「華やかな部分は目に見える一部だけ。見えない部分を大事にすること」。学生だけではなく、地域への知識の還元も模索中。「災害はどこかの国で起きているものではありません。首都圏直下型地震も話題になります。皆さんにも災害について考えてほしい」と話した。
○…大山の麓・大山地区に住んで約5年、3男1女のパパ。休日も看護学会などの活動で留守にすることも多い。「大山は地域で子どもを育ててくれる温かい場所。ありがたい」と微笑む。もうすぐ飛ぶという大山のホタルを家族で見に行くのが楽しみだ。
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