今年結成15周年を迎える「伊勢原コール“えれがんつぁ”」の代表を務める 齊藤 幸子さん 沼目在住 70歳
感謝の歌声でいつも笑顔
○…伊勢原市を中心に集まった23人からなる女声合唱団をまとめる表情はいつもスマイル。58歳の入会以来、毎年のようにステージに立ってきた。「それでも本番前はとっても緊張しますよ」。9月20日に文化会館で行われる15周年記念コンサートにむけレッスンも追い込みに入った。会員の平均年齢が60代後半ということもあり、健康面に注意を払いながら歌に取り組んでいる。「悔いのない合唱で『私もやってみたい』という人を一人でも増やせれば」と笑顔の内に、強い決意をみせる。
〇…敷物に座り、おしゃべりしながら皆でストレッチ体操。心身が温まるといよいよ練習が始まる。ピアノ伴奏に合わせて腹の底から声を出す。皆の表情は明るい。これがいつもの練習風景だ。団の名称である「えれがんつぁ」とは、伊語のエレガンテ(華やかさ)にちなんだ造語。舞台の姿は華やかだが、練習はとことん自分を追い込むため苦しみも大きい。「それでも、心の底から声を出すと体の不調を忘れるくらい明るくなれるんですよ」と笑顔の秘けつを打ち明ける。
〇…沼目に生まれた。歌や音楽鑑賞が趣味だった母の影響で小学生の時に琴を習い始めた。中学では学校の代表として連合音楽祭に参加。高校でもコーラス部で活動するなど音楽に青春をささげた。結婚は24歳の時。3人の子どもたちを育て上げ、現在は夫と2人で暮らしている。地域情報紙の記事で「えれがんつぁ」を知った同じ時期に母が他界。「このままふさいでいてはだめ。歌でなんとか前を向こう」。そんな思いから入会を決意した。
〇…これまで洋裁やパソコンなど色々な趣味に親しんできたが、「やっぱり歌が一番しっくりくる」と、合唱の道で頑張ってきた。「これからも一つひとつの練習、舞台を大切に楽しくやっていきたいですね」。同じ舞台に立つ仲間に感謝し、今日も最高の記念コンサートに備える。
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