怪談話に肝を冷やす夏休みの恒例企画「ぞっとする…図書館の怪談」が明日8月23日(土)午後6時15分から、閉館後の市立図書館で開かれる。「面白いイベントでさらに楽しい図書館を目指そう」と、3人の女性職員たちが発案したもの。知恵を出し合って作り上げたイベントは、子どもから大人まで幅広い人気を集めており、今年は100人以上の来場を見込んでいる。
今年は「花子とアン」で知られる村岡花子「みみずの女王」、京極夏彦「いるの いないの」など、8演目を披露。職員による心霊体験の発表もある。映像や音響も用意され、恐怖心をあおる演出も。担当の塩田麻美さん(写真中央)は「あっと驚く仕掛けもあります」と自信をのぞかせる。
「肝試し」も
2012年4月、塩田さんと幼稚園・小中学校の同級生だった三橋京子さん(同左)、三橋さんと同期入庁の田中秀美さん(同右)は「夏休みに怪談の催しができないか」と話し合った。気心の知れた3人は予算のない中でも「今あるものでやってみよう」と前向きに行動を開始した。
3人はまず館内の蔵書から怪談に使えそうな作品を選定。次に演出方法を検討した。会場に暗がりと静けさをもたらそうとエアコンは使用せず、その代わりに演目の書かれたうちわを来場者に配布することに。これには館内に余っていた厚紙を活用。音響も最初は鈴を使ったシンプルなもので、怪談後には肝試しを兼ねた地下書庫巡りも企画した。
12年8月、手作りの怪談が初めて開かれた。第1回は55人、翌年は95人を動員した。3人の奮闘に協力の輪も広がり、今年は市民有志ら14人が加わった。
「たくさんの協力のおかげで演出なども最初と比べて向上した」と塩田さんは話し、同館では今回100人を超す来場を見込む。「夏の思い出作りにぜひご来場を」と3人は呼びかける。
参加自由。申込不要。中学生以下は保護者同伴で。
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