ライフル射撃競技新人大会で5位に入賞し、11月の関東大会に出場する 山口 直也さん 伊勢原高校2年 17歳
ライフルに青春ささげ
○…第一印象は物静かで控え目な高校生だったが、実際は闘志あふれるアスリートだ。10月11日に行われた新人大会でビームライフル60発の合計点を競う種目に出場。4kgを超すライフルを頬に固定し、「集中、集中」と念じながらスコープをのぞいた。終盤に腕をつる選手もいたが、黙々と積んだ筋力トレーニングが奏功し関東大会の切符をもぎ取った。「でも悔しい5位です。関東でしっかり勝てるよう気持ちを切り替えて練習します」と前を向く。
〇…秦野市に生まれた。中学では剣道部に所属したが、目標や向上心をもって練習に取り組むことができなかった。「そんな自分を高校で変えよう」と決心し、伊勢原高校ライフル射撃同好会に入った。伊勢原射撃場の再開に合わせて発足した同好会に当初は10人を超す生徒が所属したが、指導者の不在や練習環境の不備などを理由に退会者が続出。昨年12月には独りだけになったが、解散を避けるため「1年間は続けよう」と同好会に残った。
〇…今年4月、新入生歓迎会の場でライフル射撃の魅力を独り必死にPRした。すると競技にかける思いが新1年生の心を射抜き、7人が入会してくれた。唯一の2年生として同好会を引っ張る姿は時にぎこちないが、後輩たちからは「部長、部長」と慕われている。「やっぱり皆で練習できるのは幸せなこと。続けて良かった」とうれしそう。昨年は相次いだ退会者が今年はゼロ。これが何よりの誇りであり、喜びだ。
〇…「趣味は射撃」と答えるほど、ライフルに青春をささげているが、来年の夏にはもう引退を迎える。卒業後は大学に進み農業を学ぶため、ライフル競技は高校で一区切り。引退後も出来る範囲で同好会を外からサポートしていくつもりだ。「皆と一緒に過ごせる時間を大切に、最後まで少しでもレベルアップしたい」。1年前にはなかった仲間の声援を背に関東大会の入賞を狙う。
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