4月20日付で伊勢原市自治会連合会の会長に就任した 飯田 博さん 上粕屋在住 78歳
地域づくりの「潤滑油」
○…市内102自治会で構成される「市自治会連合会」。各自治会の合意形成や行政との橋渡しが主な仕事で、市民主体のまちづくりに果たす役割は大きい。自治連の会長になって1カ月あまり。「責任を感じますが、力まず頑張るのみ」と1期2年を見据える。5月26日の総会では、集まった各地の自治会長を前にあらためて決意表明。「私の役割は”潤滑油”。地域の自治会が個性を発揮しながら円滑に活動できるよう、応援できれば」と語る。
〇…上粕屋に生まれた。実家は兼業農家で、放課後は田植えや乳牛の世話を手伝うのが日課だった。運動ができ、明朗活発な性格。高部屋小、高部屋中では陸上や野球に打ち込み「勉強はあまり好きではなかったですね」と振り返る。秦野高校を経て、大学在学中に国家公務員を志望。卒業後は横浜地方検察庁や東京高等検察庁、最高検察庁などに勤務した。結婚は28歳の時。3人の子どもに恵まれ、現在は長男夫婦と実家の上粕屋に暮らしている。
〇…「妻に任せきりだった地域活動に尽くそう」と、定年を迎えた61歳の時、峰岸下自治会の会長に就任。以来、16年にわたり会長を続けている。「この地域も当時は180世帯ほどでしたが、今は390世帯以上。”横のつながり”がさらに大切になると思います」。とりわけ自然災害時に不可欠な「共助」の観点からも、各自治会の加入率向上を急務と捉えている。
〇…会長兼務は想像以上にハードだが、仲間たちと楽しむ囲碁の時間がリフレッシュになっているそう。「健康の秘けつはくよくよしない、物事を考えすぎないことです」とにっこり。飾らない人柄と元気な笑い声が周囲を明るくする。定年後は簡易裁判所の調停委員も務めたが、72歳でこちらも引退。今は自治会長と自治連会長が生活の中心にある。「健康に気をつけて、今日も地域のために頑張りたいですね」。充実感たっぷりに語った。
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