伊志田高校柔道部(多田功監督/部員数5人)の高橋佳雅(2年)・徳永渉(同)ペアが、5月30日に神奈川県立武道館で行われた柔道の「神奈川県形選手権大会」(主催/県柔道連盟)で優勝した。両選手は8月23日に行われる関東大会にむけて稽古の毎日を送る。柔道部が今年掲げた「関東大会出場」を通過点として、2人はさらなる高みを目指している。
この大会は、技を仕掛ける「取」と、仕掛けられる「受」の二人一組で行われる。一対一で組み合う実戦形式ではなく、決められた手順で技をかけ、受け止め、その正確さや見栄えなどが審査される。
高橋・徳永ペアが出場した一般の部(中学生以上)「投の形」には、現役の警察官や社会人など5チームがエントリー。「背負い投げ」、「内股」、「巴投げ」など15種類の投げ技を左右の組手で各1回、計30回の演技が行われた。
年齢も経験も上の選手たちが見守る中、高校生らしいはつらつとした演技を披露。「基本に忠実に躍動感のある投げを心がけた」という高橋選手と、「取が投げやすいような体重移動、技がより美しく決まったように見せる受け身を心がけた」という徳永選手の一体感で優勝をつかみ取った。
2人が形の大会に出場したのは今回が初めて。形の審査が行われる昇段試験対策として多田監督が今年3月に出場を決めた。
優勝について多田監督は「とてもうれしい。8月の関東大会、その後続く全国、世界大会まで進んでほしい」と期待している。
体力づくりをかねて高校から柔道を始めた高橋選手は、今年4月に初段に上がった成長株。一方の徳永選手は柔道漫画をきっかけに小学2年で競技を開始。現在初段で、柔道部の主将も務めている。
「しっかり練習して、関東大会でも結果を残したい。『伊志田に柔道部あり』を広く伝えたい」と両選手。大会での躍進が部員増加につながると信じ、当面は居残り練習の日々を過ごす。
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