8月2日に後楽園ホールで行われるボクシング大会「ザ・おやじファイト」に出場する 岩瀬 一茂さん 桜台在住 40歳
磨き続ける不惑の拳
○…プロ・アマは問わず、30歳以上の現役ボクサーが全国からやって来る。お目当ては聖地・後楽園ホールのリングだ。「たくさんの名勝負を生んだ舞台。思い切り楽しみます」と練習にも熱が入る。ザ・おやじファイトに初参戦した昨年は、同大会のウェルター級王者としてリングに立ち、ベルトを防衛。今年は階級をかえ、スーパーライト級に出場する。相手は九州地区代表の元プロボクサー。「歳をとってもここまでできるという所を見せたい」と意気込んでいる。
〇…桜台に生まれた。幼いころから運動が好きで、小学生の時に野球を始めた。中学・高校では野球部に所属し、中心選手の一人として活躍した。高校卒業後も野球熱は冷めず、飲食業界で働きながら仲間と草野球チームを作った。20歳の時には母校・伊勢原高校野球部の監督を務めるなど、さまざまな形で競技に関わった。「野球なら野球という風に、何か一つのことを突き詰めるのが好きな性格」と自己分析する。現在は野球から離れ、給食調理の責任者として相模原市の小学校で働いている。
〇…ボクシングを始めたのは34歳の時。元プロの友人に誘われ「もう一度、新しいことを始めよう」と決意した。週に3回ほど大和市内のボクシングジムでトレーニングし、ほかの日は秦野市内のジムに出稽古。7月からは朝4時半に起き、1時間のランニングで1日をスタート。今大会では階級を下げるため、妻の協力を得ながら減量にもチャレンジしている。
〇…趣味や生きがいを聞いても必ず「ボクシング」が口を突く。7月18日には40歳を迎え、「最低10年はやりたい。44歳で後楽園に立てる自分を目指します」とうれしそうに語る。「タバコもパチンコもやめ、お酒も減らしました。2分3ラウンドのためにやれることはやり尽くしたい」。遅咲きのボクサーは惑うことなく、ボクシング道を突き進んでいる。
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