9月13日に文化会館で行われる、伊勢原市合気道会15周年記念大会の大会会長を務める 鈴木 裕也さん 伊勢原在住 47歳
地元愛が明日の原動力
○…柔道、剣道、弓道、相撲、空手、少林寺拳法…。数あるなかでも「合気道」は、勝敗を決めない武道だ。「相手に勝るためではなく、今の自分を超えるための道が合気道だと思います」。市武道館で活動している「伊勢原市合気道会」の発足から師範の弟子として稽古を積み、このほど設立15周年記念大会の大会会長に指名された。当日は市内外から100人以上が集まって演武を披露する。「与えられた責任は大きいですが、これも稽古と捉えて頑張ります」と意気込む。
〇…伊勢原に生まれた。小さいころから強い人間にあこがれ、小中学校では剣道、高校では柔道を習った。20歳を過ぎたころ家業の販売店を引き継ぎ、「仕事も生活も地元密着でいこう」と決意。地域活動にも熱心で、地元消防団で20年間、中沢中学校や伊勢原高校のPTA会長なども務めた。現在は、駅前中央商店会の副会長として道灌まつりの準備に取りかかっている。「前に出るのは苦手な方」と頭をかくが地元愛を原動力に活動してきた。「自分が伊勢原のお役に立てるのなら喜んで」と笑顔だ。25歳で結婚し、現在は家族4人で暮らす。
〇…合気道を始めるきっかけは一本の映画だった。「刑事ニコ/法の死角」(1988年・米国)で主演のスティーヴン・セガールがみせた合気道を観て、強い者へのあこがれが去来した。32歳で伊勢原市合気道会に入り、今では二段の腕前。合気道の醍醐味を「終わりがないところ」と語る。「相手に勝つというゴールがないので『昨日より今日、今日より明日』と続けていく。まさに生涯武道ですね」
〇…趣味はドライブで、愛車のウラルサイドカーで箱根や三島を旅するのが何よりの時間だ。「オートバイに乗るようになったのも、カッコいいなと思ったのがきっかけ。いつまでも子どもですね」とにっこり。飾らない人柄と笑顔が「大好きな伊勢原」のまちに溶け込んでいる。
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