市内有数の梅林で知られる上粕屋の山口家住宅(上粕屋862の1/通称=雨岳文庫)では、12月から1月にかけての陽気で小梅が早くも咲き出した。「例年は2月上旬ごろだが、今年は早い。こういう年は梅の実が不作になることが多い」と主の山口匡一さん(81歳)。縁起が良いとされ珍重されてきた「申年の梅」は、1月末に見ごろを迎えそうだ。
山口家住宅の梅林には、およそ6千平方メートルの敷地内に300本を超える梅の木が並んでいる。新年早々に咲き出した小梅の開花は例年、2月上旬ごろだが、温暖な天候が続いたこともあり、1カ月以上早まった。
山口さんによると、昨年は2月中旬に小梅が咲き始め、その後、十郎、南高、白加賀が順調に受粉。豊作の年となった。しかし、今年の小梅は早咲きとその後の寒冷により、晩生種の受粉前に散るおそれがある。50年以上にわたって梅を育ててきた山口さんも「経験上、早咲きの年は不作が多いように思う」と話す。
平安時代、時の村上天皇が、申年に漬けた梅で病を克服したという故事にならい、縁起物とされ珍重されてきた「申年の梅」。「今年はほとんど取れない可能性もある。久しぶりの不作が申年に来るのは残念だが、きれいな花は私たちを楽しませてくれている」と山口さん。
山口家住宅では、2・3月の毎日午前10時から午後3時まで、梅林と菜の花畑を無料で開放する。
ほかにも、梅の名所として知られる日向薬師近くの日向梅園は、海抜200mに位置し、例年、3月上旬から中旬に見ごろを迎える。
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