伊勢原市はこのほど、市の魅力をまとめたシティプロモーションブック『いせはらのほん』を作成。2月末をめどに東京都内施設で配布をはじめる。首都圏に住む子育て世代を主なターゲットに、伊勢原市への定住促進を図っていくことがねらいだという。
この取り組みは、伊勢原市の魅力を市内外に発信する「いせはらシティプロモーション推進計画」の一環。2014年度地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金を活用し、昨年8月から作成をはじめた。
冊子はA5版フルカラー40ページで、7千部発行。移住してきた家族へのインタビューや市内の医療施設、四季のイベント、名産品などが紹介されており、子どもが安心して暮らせる環境であることをPRしている。浅草の「まるごとにっぽん」、丸の内の「KITTE」といった商業施設や、産能大学自由が丘キャンパスなど、若者が多く集う施設に設置される。
認知度向上めざして
伊勢原市が2008年から09年にかけて転出者586人を対象に行った調査によると、71・8%が「住みやすかった」と回答。47・3%が再居住の意向を示すなど住み心地には一定の評価を得ている。一方で、市が全国でどの程度浸透しているのかをみる「認知度」では県内19市中16位(地域ブランド戦略サーベイ2013)。セールスポイントがあるにも関わらず、十分活かしきれていないという課題が明らかになっていた。
市広報広聴課担当者は「暮らしやすい市の魅力をまんべんなく盛り込んだ。気に入ってもらって住んでもらうきっかけになれば」と期待を込めている。
冊子の市内での配布は予定されていないが、市ホームページ内の市政情報・いせはらシティプロモーションのページで閲覧することができる。
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