大田地区にある「いせはらあやめの里」が2017年度で廃止されることを惜しみ、市内在住の渡会庸夫さん(65歳)が、昨年から日向であやめの栽培を始めた。栽培からおよそ1年が経過した現在、田園風景が広がる日向路の一画で、あやめの花が見頃を迎えている。6月11日には有志が集まり、新たなあやめの名所の誕生を祝った。
あやめが植えられているのは、日向薬師参道入り口付近に続く日向路。この場所は、彼岸花の群生地としても有名で、毎年秋になると多くの人が訪れる。
渡会さんは昨年6月、県内でも有数の花ショウブの名所である大田地区の「いせはらあやめの里」が、来年度で廃止されることを知り、守りたいと考え始めた。
現在あやめの里は、土地を地権者に返還することが進められており、縮小した分の花は県内の他の地域に譲渡しているほか、市内では大田小学校に数十株譲っているのみとなっている。市への問い合わせでその現状を知った渡会さんは、せっかくの花を市内で活かすことはできないかと考え、自ら地主に田んぼを借りるなど計画を進めた。
昨年7月にこの地に植えられたあやめの花は、6月上旬から見頃を迎え、のどかな田園風景を彩っている。植えられている約400株の花は全て「いせはらあやめの里」から譲り受けたもの。渡会さんは「花が咲いてほっとしている。まだ初年度なので、規模は小さいが、これからも手入れを続け、見ごたえのある場所にしていきたい」と話す。
看板も移設
6月11日には、渡会さんが会長を務める伊勢原ハイキングクラブ会員や、「いせはらあやめの里」の管理者で栽培方法などを伝授した柏木兵一さんなどおよそ50人が集まり、「日向のあやめの里」誕生を祝福。柏木さんは看板を手渡し、「熱心に活動していて心強い。これからも頑張って続けて下さい」と思いを託した。
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