虫よけと豊作を祈願する虫送りが7月30日、市内日向の浄発願寺近くにある谷戸田ではじめて行われた。
虫送りはかつて、伝統行事として水田地帯で広く行われていた。しかし、農薬の普及とともに実施地域は減少。現在も行っている地域は少ない。里山の再生をめざすNPO法人伊勢原森林里山研究会(山口寿則理事長)が、伝統の再興と地域の活性化をねらって企画し、今回初めて開催された。
当日は谷戸田のオーナーや地域住民ら約60人が来場。「送れ送れ虫送れ。今年も豊作満作だ」のかけ声とともに、子どもたちがたいまつの火をおよそ200個の竹とうろうに燈した。参加者は「幻想的できれい」と火を眺めていた。
休耕田だった日向地区の谷戸田は、保全のため2001年から伊勢原市がオーナーを募り、再生をめざしてきた。6年前から同法人が市から委託を受け、代かきから収穫までの流れをサポート。現在、20組のオーナーが所有している。山口理事長は「虫送りの風景が、日向の新たな観光資源となれば」と話した。
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