大山の夏山開きの時期に合わせ、市内小稲葉地区で8月17日まで大山灯篭が点灯されている。
大山灯篭は、大山参詣者への道案内に役立てようと、江戸時代に設置されたもの。小稲葉では現在、仲西、下之町、八坂前、大田の4カ所に置かれている。関東大震災や戦後の都市化によって灯篭行事が各地で途絶える中、小稲葉では地域住民によって脈々と引き継がれてきた。
今年から解説板設置
今年は小稲葉の大山灯篭の由来を記した解説板がそれぞれ設置され、8月5日にはお披露目を兼ねた見学会が行われた。これは、伊勢原の歴史アドバイザーらで構成される「ISEHARA・おもてなし隊」(斉藤勢吾会長)によるもの。江戸時代から地域で守られてきた伝統を来訪者に知ってもらい、末永く引き継いでもらおうと実施された。
お披露目会には高山松太郎市長をはじめ、ISEHARA・おもてなし隊のメンバーや地域住民ら約50人が来場。斉藤会長は「解説板を設置できたのも地域の方の協力があったからこそ。伝統を広く知ってもらえたら」と話していた。見学に訪れた市内桜台在住の荒井美千代さんは「江戸時代の旅人が、灯篭を頼りに歩いていたと考えるとロマンがある。子どもたちに誇れる伝統行事として、クローズアップしたい」と話した。
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