「第14回いきいきシニア伊勢原まつり」で講演を行う 逢坂 伸一さん 高森在住 74歳
「一緒に考える」を大切に
○…伊勢原シニアたちの明るさ・元気さ・文化水準の高さを発表する場である「いきいきシニア伊勢原まつり」。今年も1月21日に中央公民館で開催される。当日は、講師として第2部の講演を担当。「酉年を豊かに、そして幸せに生きましょう!」をテーマに明るい話をするつもり。「誰でも気軽に参加でき、落語や踊りなども楽しめます。ぜひ一度のぞきに来てみてください」と呼びかける。
○…昨年4月に「いせはら生涯学習ボランティア協会」の会長に就任。設立当初からオブザーバーとして会には携わってきたが、会長となり気持ちも改まる。「参加者自身の知識の向上や地域の活性化に向けて、活動を進めていきたい」と話す。同会が主催するいせはら市民大学・楽習講座では、毎回テーマ設定を担当。「大切なのは、みんなが学びたいことは何か。多くの人に興味をもってもらえるよう工夫して考えています」
○…福島県出身。東海大学への進学を機に上京し、大学時代は文学部広報学科を専攻していた。「でも、当時出会った先生が婦人問題を研究していた影響で社会教育に興味を持ったんです」と笑う。大学卒業後には教育制度などを学びにスウェーデンへの留学も経験した。その後は同大学の教授に。「授業の時も、学生目線を心がけ、常に話しかける授業展開にしていました。一緒に会話をして身に付けられるようにしたかったんです」。現在は名誉教授として各地で講演活動などを行っている。
○…伊勢原へ移り住んだのは20年ほど前。「住みやすいところ。人も良い人が多いので、市民活動がもっと活発になっていったらと思います」と話す。また、ボーイスカウト活動にも力を注ぎ、趣味である山登りには、ボーイスカウトの子どもたちと出かけるという。「仲間たちと一緒に活動するなかで、生涯学習とは、ボランティアとは何か考え、街全体を高めていけたら」と微笑んだ。
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