今年、発足50周年を迎えた伊勢原消防。伊勢原市消防本部(吉川敏勝消防長)では、1月8日に市総合運動公園で行われた「平成29年伊勢原市消防出初式」に合わせて記念の手ぬぐいを作製し、来場者に配布した。職員らはこれからの50年に向け、住宅用火災警報器の設置呼びかけなど引き続き市内の安全確保に努める考え。
伊勢原の消防は、1966年4月に伊勢原町消防本部として市内伊勢原に設置されたことが始まり。当時は、横山久男消防長をはじめとする9人の消防士と1台の消防車で消防活動にあたっていた。その翌年には救急車1台が導入され、救急業務を開始。1992年8月に現在の1本部1署2分署体制となった。庁訓には「規律正しく友情厚く」を掲げ、現在は118人の職員が在籍している。
これまでには、1977年に中高層建築物などへの救助体制強化を図り、「照明付救助工作車」を考案、全国で初めて導入するなど全国的に影響を与える活動も行ってきた。また、阪神淡路大震災・新潟中越地震・東日本大震災の発生時には、緊急消防援助隊救急部隊等を派遣。市外の活動にも協力してきた。
記念の手ぬぐい出初で配布
市消防本部では、発足50周年を記念した手ぬぐい1000枚を作製。1月8日に行われた出初式の来場者に無償で配布した。手ぬぐいのデザイン等アイデアは職員によるもの。左右には身体の部位に現れる重大な病状をイラスト化したものが描かれており、適切な119番通報を呼びかけるデザインにしたという。また、古式消防の法被や半纏の色合いをイメージした赤と紺の配色になっている。
伊勢原市消防本部では、「伊勢原は、人口10万人あたりの火災発生件数は県内でも少ないが、観光客増加に伴う大山での山岳救助件数は増加傾向にある。また、来年には伊勢原北インターチェンジ(仮称)が完成し、開通すると新東名高速道路への出動も新たな任務となる。50年という節目を迎え、心新たに今後もさらに消防体制を強化し、連携しながら市内の安全を守っていきたい」と、新たな50年への決意を話した。
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