伊勢原市立図書館2階に、新しい児童書コーナー「こみち文庫」が開設された。これは、児童書の充実を目的に市民からの寄付金を活用して設置されたもの。2月13日には、普段図書館を中心に活動するボランティア団体の会員らが集まり、完成を祝った。
「こみち文庫」というコーナー名は、”読書の小道を散歩するように本と出会えるように”という思いを込めて名付けられた。新たに設置されたのは、児童書約1300冊と書架10台。2015年5月に「児童書のさらなる充実に役立てて欲しい」と市民から寄付された300万円を活用し、図書館職員と図書館サポーターたちで、昨年6月から準備を進めてきた。
7月には、自分自身が何歳のときにどのような本に感動したかという体験をもとに、おすすめの本を募るアンケートを実施。挙げられた作品約500タイトルは、児童書選びの参考にされた。今回購入した児童書には、これまで数の少なかった仕掛け絵本なども積極的に導入している。
書架は、2013年4月に策定された「伊勢原市子ども読書活動推進指針」に基づき、0歳から18歳までの年代別に分けられている。これにより、子どもの成長段階に合った本を簡単に探すことができるという。
図書館職員は「どんな名作も、心の成長が伴っていないと感動できなくなってしまいます。年代別に並べることで、それぞれに合った本を簡単に探すことができ、興味のある本も同じ本棚から見つけることができるようになります」と話す。また、この日集まったボランティア団体のメンバーたちも「読み聞かせの際の本選びなどに活用し、このコーナーの紹介も広くしていきたい」と話した。
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