視覚障がい者への録音ボランティアを行う伊勢原市録音赤十字奉仕団「やまどり」が今年度で創立40周年を迎えた。5月7日には活弁士による記念映画会を市民文化会館小ホールで開催。多くの来場者と共に周年を祝った。
「やまどり」は1977年8月に市主催の録音基礎講座の受講者を中心に結成された。以来40年、広報紙をはじめ、新聞や雑誌、小説などの活字を音にして視覚障がい者に届けている。
現在のメンバーは39人。録音スタジオのある「すこやか園」(市内桜台)での活動は月10日ほど。地域の情報を集約した録音CD「こだま」を毎月作成するほか、定例会や勉強会を実施。また、各々が個人から依頼のあった小説などの録音を手掛けている。録音にかかる時間は市広報紙で約2日。長編小説になると1年以上をかけて作られるものも。1989年から同会で活動する小松憲子さんは「最も気を付けているのは発音アクセント」と話す。
みんなで楽しみたい
同会では周年を迎えるにあたり、視覚障がい者が映画を楽しめるように映像に合わせて場面解説を実況するバリアフリー活弁士による記念上映会を企画した。
当日は、同会の利用者をはじめ、近隣録音ボランティアとその利用者、一般市民ら350人以上が参加。活弁士の檀鼓太郎さんの実況を交え、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』を鑑賞した。参加した女性利用者は「実況のおかげで映画を楽しむことができました。また行きたい」と話した。
記念映画会を終え、林朝子委員長は「聞きやすいを心がけ、これからも利用者の方々に喜んでいただける録音を続けていきたい」と話した。
会の活動・録音CDに関する問い合わせは林さん(【電話】0463・94・1189)まで。
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