伊勢原市立図書館がこのほど、1996年から5年間制作していた同人誌『楽都』を再び制作することになった。これは、同館が来年開館30周年を迎えることを記念し、企画したもの。現在、小説をはじめ、詩やエッセイ、マンガなどのオリジナル作品の投稿を呼び掛けているほか、冊子の編集作業の参加者も募集している。
『楽都』は、伊勢原市立図書館が利用者からの作品を集め、1996年から5年間、年に1冊制作していた同人誌。これまで図書館利用者に閲覧・貸出できるように所蔵されてきた。
伊勢原市立図書館には、当時珍しかったという中学生から20代向けの「ヤングアダルトコーナー」があり、そこに置かれていた大学ノートへ利用者が自由にイラストや詩を書き込んだことをきっかけに、「創作意欲のある若者たちで本を制作できれば」と当時の図書館員たちが企画した。「みんなが楽しめるさまざまな作品が集まる、都のような本にしたい」との思いから、『楽都』という本のタイトルが付けられたという。
本の内容は、小説や詩、マンガ、イラストなど様々で、初年度に制作されたものには、14人のオリジナル作品が100ページにわたり掲載されている。
しかし、5年間制作されてきた冊子は、ヤングアダルト世代の読書離れなどを理由に、2001年を最後に制作が中断されていた。
今回は、図書館の30周年記念事業のひとつとして17年ぶりに『楽都―rakuto ふたたび』として制作することが決定。今年度中の完成を目指し、現在企画を進めている。
作品・編集者募集中
作品の募集期間は、10月31日(火)まで。内容は小説やエッセイ、童話、詩、漫画、イラストなど自由で、応募対象者は小学生以上。図書館1階のレファレンスカウンターで応募用封筒と要綱が入手できる。
また、編集作業の参加者も同時に募集している(編集のみの参加も可)。対象は中学生以上で、今年10月から3月に月1回程度の作業がある。
同館職員は、「久しぶりの制作で、どのような作品が集まるのか楽しみです。ぜひ、参加してみてください」と呼びかける。
問い合わせは同館/【電話】0463・92・3500
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