かながわこども民俗芸能フェスティバルが11月26日(日)、県立青少年センターホールで開催される。伊勢原市内からは大山阿夫利神社の神楽舞から倭舞、巫子舞、六位舞が披露される。六位舞は今年10年ぶりに復活した。
かながわこども民俗芸能フェスティバルは県内各地に受け継がれている貴重な郷土芸能の中から特に子どもたちによって受け継がれてきたものを披露する場。
当日披露される男子の倭舞、女子の巫子舞は大山阿夫利神社の神楽舞として神前に奉納されている。六位舞は倭舞の中でも一人で舞うもの。舞の中でも位が高い舞で、特別な時に舞うものとされている。
大山阿夫利神社の神楽舞は、1873年に同神社神官の権田直助が奈良の春日大社の富田家から伝授されたもので、県の無形民俗文化財にも指定されている。現在は大山小学校の児童などに受け継がれ、毎年8月の秋季例大祭で奉納されている。
今回10年ぶりに六位舞を受け継いだのは市内子易在住の専門学校生・石井大雅さん(20歳)。小学校3年生で倭舞に出会ってから舞の虜になり現在まで続けている。子どものころから神輿や神社が好きで「気が付いたらここまで続けていた」という石井さん。六位舞を実際に目にしたことはなかったが「いつか踊れたら」と憧れていたという。
権田直助没後130周年記念で
そうした折、10年前に六位舞を踊っていた阿夫利神社の目黒久仁彦さんから白羽の矢が立てられた。
10年間後継者が育たず表に出ていなかった六位舞。しかし今年、権田直助没後130周年記念の年であること、さらに倭舞は学生の舞であるため、石井さんにとって今年が最後になることから、舞の集大成にしてもらおうと声がかかったという。「4人で舞う倭舞の音や振りが体に染みついていてはじめは戸惑った。4人の舞とは違い、難しかった」と石井さん。本番を目前に控え、「貴重な体験を与えてもらった。伝えていく責任も感じている。10年ぶりに公の場で披露するのでミスしないようにしたい」と意気込みを語った。
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