2017日本ジュニア室内陸上競技大阪大会が2月4・5日の2日間、大阪市の大阪城ホールで開催され、伊志田高校2年の中村紗華さん(17歳)が女子ジュニア走高跳で優勝し日本一に輝いた。
同大会で中村さんは、これまでの自己ベストを2センチ上回る174センチを記録。同記録の選手を試技数の差で抑えての優勝となった。「嬉しい。昨年は思ったように練習ができなく不安もありました。悩んだときに支えてくれた仲間のおかげで良い結果が出せました」と喜びを語った。
同校陸上部顧問の小枝友幸さんによると、今年で創立40周年を迎えた伊志田高校の歴史で日本一に輝いた生徒は初めてだという。
中村さんは「走ることと飛ぶことが好き」と中学から陸上を始めた。伸び悩む時期もあったが、伊志田高校に入り国体予選会などで好記録を出すなど頭角を現してきた。昨年10月には、日本ユース陸上競技大会(U18)で7位に入賞するも足首を負傷。それから2カ月間は治療と筋力トレーニング主体で満足できる練習ができなかった。県強化選手が集まる合宿でケガも落ち着いてきたことから大阪大会の出場を決めた。
これまでの中村さんの自己ベスト172センチは、出場者18人の中でも一番下のほう。大会では「一番の相手は自己ベストの自分でした」と振り返る。小枝顧問も「この2カ月間が、欲なく自分自身を見つめられ、良い方向にいった」と分析した。また大会には両親も応援に駆け付けた。「毎日、部活ができるのは両親の支えがあるから。結果を見せることができて、恩返しができました」と話した。
次はインターハイ
中村さんの次の目標は、5月に行われる全国高等学校総合体育大会の地区予選突破。走高跳はもちろん、三段跳でも出場を狙い練習に励む。小枝顧問も「ここ最近は走る力がしっかりとついてきた」と期待を寄せる。中村さんは「目標は東京オリンピック出場」と笑顔で話した。
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