プラザ事業 国から表彰 今年新設の制度で
地域住民がスタッフとなり放課後の小学校で遊び場を開く「あやせっ子ふれあいプラザ事業」が今年度国で新設された「地域による学校支援活動」に選ばれ、11月7日に文部科学大臣表彰を受けた。
「あやせっ子ふれあいプラザ事業」は市内の小学校全10校に設置されている児童たちの放課後の遊び場で、原則として毎週月曜日から金曜日の授業終了後から午後5時まで、11月から3月までは4時頃まで、空き教室や体育館など学校指定の場所を利用できる。
今回の表彰は文部科学省が、放課後子ども教室など地域住民による学校支援活動推進のため新設し、全国から120活動が選ばれた。プラザ事業は2011年3月に同表彰に推薦され、有識者からなる審査委員会で審査され10月中旬に表彰が決定。11月7日に同省で式典が行われた。県内では他に、茅ヶ崎市の「円蔵中学校支援地域本部」と小田原市の「小田原市立鴨宮中学校区学校支援地域本部事業」が選ばれた。
同事業は少子化や地域連帯意識の希薄化などから、地域と学校が連携して子どもたちの「遊び場」と「仲間」と「遊ぶ時間」を確保し、社会性や自主性、創造性を養うことを目的に1997年に土棚小学校でテスト開設され、翌年6月から市内全10校で開設された。
地域住民が「パートナー」として3人から5人常駐し、子どもたちを見守っている。児童たちは受付を済ませると、ドッジボールや鬼ごっこ、オセロやブロックなど学校やプラザの遊具などで自由に来て遊ぶことができ、集団帰宅をは極力配慮している。多い所で1日に100人以上の児童が利用しているプラザもある。
表彰を受けて同事業運営委員会連絡協議会の池田広明会長は「認知度が広まり、プラザにより多くの子どもたちが遊びに来てくれれば」と話していた。
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