来季の飛躍誓う5位 綾北マーキュリー
演奏技術や隊列の変形、演出など、ショーの総合評価を競う「第39回マーチングバンド・バトントワーリング全国大会」がこのほど行われ、綾北中学校を拠点に活動している「綾北マーキュリーウインズ」が5位となった。昨大会では3位の同チームにとって、一般バンドの厳しさや全国のレベルの高さを再認識する結果となった。
中学生バンドとして全国で3連覇し、2010年からは卒業生や社会人を含む一般バンドとして活動を始めた同チーム。昨季は初出場にして3位に輝いた。
全国大会には都道府県大会、更に、地区大会を勝ち抜いた18チームが出場した。綾北は19世紀のアフリカをテーマに、盾と槍を主兵器にしながら民族の誇りをかけて、銃を構え侵略する大英帝国軍に立ち向かったズールー族の姿を描いた。昨季の課題となった、中学生が大半を占めるがゆえの「幼さ」も克服し、綾北らしいストーリー性ある展開や、足音や銃声など劇的演出で、会場を訪れた観客やファンを沸かせた。
大会を終えて、中澤彩子ディレクターは「フェスではなくコンテスト。評価や結果を受け止め、1年後にここで、この結果を『バネにできた』と言えるように頑張りたい」と話していた。