インドネシアの伝統食品「テンペ」を使った料理の試食会が12月24日に綾瀬市中央公民館で開かれた。地場食材を、その地に伝わる方法で味わう「土産土法(どさんどほう)」を綾瀬で学ぶ「どさんどほうの食べ物塾」(石井麻理代表)と、子どもたちに様々な自然体験イベントなどを開く「地球チャイルド」(松本俊雅代表)、留学生のマリア・デルファッニア・マルトスブロトさんとトリ・レスタリさんら、15人が参加した。
テンペは茹でた大豆を発酵させたブロック状の食品で、インドネシアの家庭料理でよく使用されている。淡白な味でさまざまな料理に使用でき、近年注目されているという。
今回の催しは「地球チャイルド」が市内で開いた米作りに留学生の2人が参加し、子ども達や「どさんどほう」メンバーらとの交流を機に企画された。インドネシアの家庭料理で卵とテンペを混ぜ、油で揚げた「テンペジュムプッ」や卵焼きのような「トゥルールダダールテンペ」、テンペと綾瀬産野菜を使用した芋ようかんやチーズケーキ、味噌まんじゅうなど14品が並び、お互いの料理に舌鼓を打った。石井代表は「異国の味を知るだけでなく、この地の食材での料理を味わえて良かった」と話していた。