3・11福島に心灯す 寺尾中 橘川芳恵さん
市内寺尾中在住の絵手紙講師 橘川芳恵さんが手作りのキャンドルと灯籠を生徒らと製作している。これは東日本大震災の被災者が避難している福島県会津郡美里町で、震災から1年の3月11日にキャンドルナイトを実施するためのもの。
橘川さんらは木枠に絵手紙を貼り付けた灯籠41個と、アクリル絵の具でペイントした空き瓶に調理用油を加工した蝋を入れたオリジナルキャンドル約180個を製作。有志メンバーで福島を訪れ、避難所そばで火を灯すほか、豚汁などを振舞う予定。「みんなの想いが避難所の方々の元気になれば」と橘川さんは話している。
橘川さんは10年前から趣味のスケッチ旅行で毎年同県会津若松市の温泉を訪れていたが、昨年は震災により旅行を断念。6月には「何か支援を」と、親交のある旅館や旅行会社を通じて、支援物資を持って同県内で絵手紙教室も開いた。