市内蓼川在住 錦織重治さん 文部科学大臣賞に輝く 示現会展で1,068点の中から最高賞
市内蓼川在住の錦織重治さんが、このほど開かれた「65周年記念示現会展」で最高賞の「文部科学大臣賞」に輝いた。同展には風景や人物などの具象作品1068点が応募されていた。
錦織さんはこれまで同展に40年出品してきたが、同賞の受賞は初。「作品は昔から愛する山。今回は最後の最後まで完成にこだわった」と受賞について話した。
登った山を題材に描く錦織さん。受賞した「蓼科山光彩」は5カ月ほどかけて描いた。日中でもマイナス5度程度の1月の雪山。極寒の絶景を表現するために、暖房なしの長野のアトリエで防寒着を着てキャンバスに向い続けた。仕上げに2カ月、搬入10日前まで手を加え、これまで以上に徹底して完成にこだわった。
錦織さんは2011年11月には「第43回日本美術展覧会」で全国2136点中10点の「特選」にも選ばれた。大賞を手にした直後の作品発表には周囲の期待も大きかったという。今展を振り返り「プレッシャーもありましたが大きな賞を続けて頂けた」と話していた。
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