復刻バスが最後の勇姿 相鉄「赤バス」綾瀬では7月上旬まで
綾瀬、海老名、大和の街を走る、一際レトロなあずき色のバス――。このバスは通称「赤バス」と呼ばれている、相鉄バス(株)のもので、2000年に相模鉄道バス事業50周年を記念して復刻された県内に3台しかないバスだ。ほかの2台は横浜営業所(横浜市保土ヶ谷区)旭営業所(同旭区)に配置されている。実はこの復刻版「赤バス」、今年7月16日に引退することが決まっている。
このデザインは1960年から1983年まで採用されていた。同社のバスはその後1977年からベージュに緑のデザインが、2008年からはベージュに青とオレンジのデザインが起用されている。
綾瀬営業所によると2000年に復刻デザインが街を走り始めた頃は年配の乗客などによく懐かしがられたという。復刻から13年ほど経ち、安全面などの事情から3台とも「引退」する事が決まった。
7月16日(祝)には二俣川駅徒歩10分の相鉄バス(株)二俣川営業所(旭区さちが丘)で「ファン感謝デー」が実施され(荒天中止)、県内の「赤バス」3台が集合・展示される。ほかに当日は、大型路線バスなど8台のバス展示や運転席着席体験(子ども用制服あり)、「赤バス」の引退記念キーホルダーやオリジナルグッズの販売なども行われる予定。時間は午前10時から午後3時まで、入場無料。イベントについては同社運輸部業務課【電話】045・319・2152まで。