神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
綾瀬版 公開:2012年11月30日 エリアトップへ

12月12日から18日まで「ギャラリーダダ」(横浜そごう9F)で初の個展を開く 釣谷 みよ子さん 綾西在住

公開:2012年11月30日

  • X
  • LINE
  • hatena

幸せ宿る絵画、心で描く

 ○…「チャーミング」という言葉がぴったりの笑顔いっぱいで開放的な振る舞い。「あやせ文化芸術祭」の会場では来場者に声を掛け、絵に込めた想いや自分が虜になった日本画の魅力を伝えていた。生涯学習講座で絵を描くことに出会い、美しい作品に出会い、素晴らしい師匠に出会えた。「私は普通の主婦。無料で絵が習えるから、と始めた事がこんな現在に繋がって、本当にあらゆる事に感謝しています」

 ○…日本在来の技法や画材を使う「日本画」。その公募展「日本美術院展覧会」(通称「院展」)で秋に3度の入選を果たし「院友」の称号を持つ。日本画を始めてから展覧会にも多く足を運ぶようになり、やがて憧れた「院展」。「素人からすれば雲の上のような舞台。でも、目指して頑張って勉強すれば必ず叶えられる」。瞳に力をこめて話す。時の運と人の縁あって多くの技法を学び、著名な作家に師事できた。「もちろん努力もたくさんしてきたし、今もしています」。美大生らと肩を並べ、時には1日18時間絵と向き合う。

 ○…絵に込めているのは「感謝」や「幸」の魂。その源には自分が日頃感じている幸福がある。「私はラッキーなの」。義母の介護をしていた時に「お母さん、私たちがいるからお母さんは絵を描いてね」と言ってくれた当時高校生だった娘たちや、母が先立った部屋をアトリエにしてくれた理解ある夫。母が残した介護用ベッドも今では電動で動く作業台として重宝している。大きな愛に恵まれて「毎朝目が覚めて、あぁ今日も元気で幸せだなぁって思うの」

 ○…絵が生きてくる時を「恋をしているみたいにときめく」と表現する。長時間のデッサンやアトリエで1人深く考えていた想いが、やがて絵と共有できるようになる。あるフクロウの作品を贈った人が「この子が毎朝話しかけてくれる」と言うほど、作品には魂が宿る。温かい心を届けたくて、今日も製作に向かう。
 

綾瀬版の人物風土記最新6

永野 貴義さん

高座クリーンセンター環境プラザの施設長として施設の情報発信に力を入れる

永野 貴義さん

46歳

1月10日

引地 純さん

綾瀬青年会議所の第41代理事長に就任した

引地 純さん

落合南在住 39歳

1月1日

渡井 和夫さん

綾瀬市園芸協会の会長として農業振興に取り組む

渡井 和夫さん

上土棚南在住 60歳

12月13日

齋藤 悦子さん

綾西地区でフォークダンスと民謡を教えている

齋藤 悦子さん

綾西在住 76歳

11月29日

太田 淑夫さん

会長として綾西自治会の50周年に立ちあった

太田 淑夫さん

綾西在住 67歳

11月15日

加藤 功さん

吉岡買い物支援ツアーを立ち上げた

加藤 功さん

吉岡在住 74歳

10月18日

あっとほーむデスク

  • 1月24日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 11月29日0:00更新

綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月24日号

お問い合わせ

外部リンク