神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
綾瀬版 公開:2013年1月11日 エリアトップへ

希少種眠る森 守る 有志が管理「取内の森」

公開:2013年1月11日

  • X
  • LINE
  • hatena
森を管理するボランティア
森を管理するボランティア

 落合北の「取内の森」には絶滅危惧種など貴重な植物が数々宿る。その森を管理しているのは有志ボランティアで結成された「キツツキの森管理委員会」(福島國美会長)だ。

 戦後から手つかずのままだった森を整備しようとボランティアが立ち上がったのは2008年。落合南で「キツツキの森」を整備するメンバー約80人が、そのノウハウを活かし、新しい森づくりに着手した。産業廃棄物などが散乱し、草木が生い茂った約0・8ヘクタールの森を、2年かけて散歩道などを作り自由に散策が楽しめるように整備。専門職経験者はおらず、定年後に初めて草刈り機やチェンソーを手にするメンバーがほとんど。「やってみよう」を合言葉に、なるべく元の自然を残そうと自生種を守りながら整備を進め現在に至る。「植物たちは共存している。手を加えすぎてもいけない」とメンバー。

 「取内の森」は絶滅危惧種とされる「キンラン」や「キツネノカミソリ」、「ウバユリ」など希少な植物が自生している。野鳥も鑑賞でき、夏休みには子どもたちが昆虫採取に集まる。メンバーによると「冬季はたくさんの落ち葉があるので、歩く音を楽しみながらふかふかの散歩道を楽しめる」という。森は落合北1丁目1658番地、駐輪場のみ。
 

綾瀬版のローカルニュース最新6

兄弟で手入れ

兄弟で手入れ

小園の栗原さん

1月24日

600人が疾走

600人が疾走

市駅伝に158チーム

1月24日

防災の誓い新たに

防災の誓い新たに

470人 消防出初式

1月24日

キムチ作りで韓国を身近に

早川自治会館で寄席

早川自治会館で寄席

社会人落語家7人出演

1月24日

5年生に体験語る

寺尾本町の金子さん

5年生に体験語る

「心のバリアフリーも」

1月24日

あっとほーむデスク

  • 1月24日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 11月29日0:00更新

綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月24日号

お問い合わせ

外部リンク