解体現場で救助訓練 市消防署救助隊が大型地震想定し
綾瀬市消防署救助隊員が1月23日、JAさがみ綾瀬営農センターの解体現場で、がれきを利用した災害救助訓練を行った。訓練では震災による建物崩壊などを想定し、がれきの上での救助や鉄鋼の切断などを行った。
訓練は地震による建物の倒壊現場を想定し、がれきの上での救助や重い鉄骨を資機材を使って持ち上げる訓練、電動ノコギリや薬品を使って鉄骨を切る作業などを行った。
JAさがみ綾瀬営農センターは隣接する道路拡張のため敷地内で移築。12月上旬に同署が新センターの警防調査を行った際に解体現場での訓練を依頼し、同センターが「地域の防災や救助の助けになるのであれば」と承諾。今回の実施が決まった。
訓練は隊員ら17人が参加し、2時間行われた。各作業で迅速丁寧に行う方法を確認。日頃の訓練とは異なり、足場の不安定な中での活動で、参加した隊員は「不安定な場所での作業は苦労する部分もあった。理解がなければできない訓練なので、貴重な経験をさせて頂き感謝している」と話した。
同署では2011年4月にも綾瀬小学校の校舎解体の際に同様の訓練を行っている。この時には床に穴をあけ避難経路を作る訓練などを行っていた。
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