首都圏での風疹流行を受け、海老名・綾瀬両市が予防接種費用の一部助成を開始した。期間は両市とも2013年5月1日から14年3月31日まで。各市内の委託医療機関で実施される。
4月16日に県が「風疹非常事態宣言」を発令し、両市でも緊急対策がとられた。風疹の免疫を持たない女性が妊娠中に風疹にかかった場合、胎児に先天性心疾患や白内障、難聴などの影響を及ぼす恐れがある。
海老名市
海老名市では、市内在住で接種当日に妊娠を予定、または希望している16歳以上の女性と、妊娠している女性の夫が対象となる。風疹の罹患歴のある人、風疹の予防接種歴が2回以上ある人、妊娠中の女性は対象外。
ワクチンはMR(麻疹風疹混合)ワクチン、もしくは風疹単独ワクチンが対象。MRワクチンは7千円、風疹単独ワクチンは4千円が助成される。医療機関により接種費用が異なり、その差額が接種者の負担となっている。海老名市では助成数を約1400件と想定し、およそ960万円の予算を見込んでいる。
問合せは海老名市健康づくり課【電話】046・235・7880へ。
綾瀬市
綾瀬市では市内在住で妊娠を予定または希望している19歳以上の女性と、妊娠している女性の夫で19歳以上の男性が対象。海老名市と同様に風疹罹患歴のある人と過去に予防接種を2回以上受けている人は対象外となる。
対象ワクチンはMRワクチンで市が6千円を助成し、自己負担額は一律で3千円。生活保護世帯と2013年度市県民税非課税世帯の人は自己負担額が免除となる。事前に綾瀬市保健医療センターで申請が必要(印鑑持参)。接種者数は400人で、240万円を見込んでいる。問合せは同センター【電話】0467・77・1133へ。
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