(仮称)綾瀬スマートIC 国が連結を許可 10年超の要望、着工へ
綾瀬市と神奈川県などが取り組む(仮称)綾瀬スマートインターチェンジ(IC)の東名高速道路連結が6月11日付けで許可された。6月14日には県庁で、連結許可書伝達式が行われた。
(仮称)綾瀬スマートICは県道42号と東名高速道路を連結し、市内小園に連結される予定。2018年3月31日までの供用開始をめざしている。13年5月17日に県が国道交通省へ許可を申請し、6月11日に連結が許可され、事業開始となった。全体事業費は約103億2千万円で、計画書では市の負担は15億8200万円となっている。
設置について、市では10年以上前から設置を要望してきた。市は01年に市民主体の組織「綾瀬市インターチェンジ設置検討協議会」を設立。翌年には商工会が積極的に支援することを決定した。03年には県へ要望活動を行うため7市1町(綾瀬・厚木・海老名・相模原・座間・寒川・藤沢・大和)による「綾瀬インターチェンジ設置促進連絡協議会」を設立。06年にはIC設置推進のため7市1町の商工会議所・商工会による「綾瀬インターチェンジ設置推進広域連絡協議会」も設立された。
当初は地域経済の発展などを目的とした「地域活性化IC制度」での事業化が検討されていたが、09年に国がETC搭載車専用の「スマートIC」を重点整備する方針を発表したことから、スマートIC導入の可能性について検討・調整が始まった。10年度よりIC設置にむけ事業化。勉強会や環境への影響・対策を総合評価する「環境アセスメント」などを実施し、計画が進められてきた。
6月20日に第1回目の事業説明会が行われ、第2回目は6月23日(日)午前10時から綾瀬市文化会館小ホールで開かれる。問合せは県厚木土木事務所東部センター道路都市課【電話】0467・79・2800へ。
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