神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
綾瀬版 公開:2013年8月2日 エリアトップへ

神崎遺跡 発掘調査を公開 中央部で新たな住居跡発見も

公開:2013年8月2日

  • X
  • LINE
  • hatena
見学会の様子
見学会の様子

 国指定史跡となっている市内吉岡の「神崎遺跡」で7月28日に発掘調査見学会が行われた。歴史公園として整備を進めるため、今回が最後の発掘調査となり、未調査だった集落中央部からは新たな住居跡も発見された。

 「神崎遺跡」は吉岡の目久尻川西側、台地に位置する。約1800年前の弥生時代後期、人々が周囲に環濠(堀)を作って暮らした5000平方メートルほどの集落全体が残っていることが高く評価され、2011年2月に国指定史跡となった。

 市では12年度に保存整備計画を策定し、歴史公園として整備を進め、開園は15年度末をめざしている。来年に着工を控えていることもあり、今回が最後の発掘調査となる。

 発掘調査は市史編集資料の収集目的で1989年に最初の調査が行われ、環濠集落の存在が明らかとなった。2009年に2度目の範囲確認調査が行われ、今回は3度目。7月1日から始まり、89年の調査で見つかった東西2カ所の環濠や、未調査となっていた集落中央部で行われた。住居跡とみられる跡も見つかった。

 見学会には約100人が参加し、30分ほど見学を楽しんだ。市職員の案内で深さ2・2mほどの環濠を実際に目にし、参加した大原省一さん(深谷南・70歳)は「土器などに興味があり参加しました。遺跡の詳細を知る貴重な機会となり、良好な状態で遺跡が保存されるよう、今後の整備に期待します」と話していた。同遺跡から出土した95%は愛知県東部などで出土した土器の様式と類似し、人々が移住したことを裏付ける点なども評価されている。

 問合せは市生涯学習課【電話】0467・70・5637へ。
 

綾瀬版のトップニュース最新6

名称原案に意見募集

綾瀬市

名称原案に意見募集

スマートIC、名称決定へ

1月24日

綾瀬が話芸のネタに

タウンレポート

綾瀬が話芸のネタに

きょう午後にライブ本番

1月24日

ひと月に約800人来場

高座クリーンセンター

ひと月に約800人来場

地上50m展望室など人気

1月10日

県展示11年ぶり巡回

県展示11年ぶり巡回

かながわの遺跡展『縄文と弥生』

1月10日

個性ある持続可能都市へ

2020(令和2)年新春市長インタビュー

個性ある持続可能都市へ

子どもの教育と多文化共生に意欲

1月1日

産業の拠点新たに

綾瀬市商工会新会館

産業の拠点新たに

笠間会長「原点の結束・連携に回帰を」

1月1日

あっとほーむデスク

  • 1月24日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 11月29日0:00更新

綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月24日号

お問い合わせ

外部リンク