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綾瀬版 公開:2013年9月6日 エリアトップへ

綾北マーキュリーウインズ "再び、中学生王者に返り咲く" 今季初の公式戦「ジャパンカップ」で2位

公開:2013年9月6日

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夏休み中は毎日、炎天下の寺尾小グラウンドで弱音も吐かず練習に打ち込んだ
夏休み中は毎日、炎天下の寺尾小グラウンドで弱音も吐かず練習に打ち込んだ

 前人未到の全国3連覇「やっぱり今年も綾北は強かった」とライバルチームを唸らせたのが2009年。さらなる成長を誓い、ハイレベルのアマチュアプレイヤーが競い合う「一般」部門に卒業生らと挑み3年、全国3位の結果を残した強豪・綾北中学校マーチングバンド「マーキュリーウインズ」。同チームは今年から、中学生チームに戻り、指導者やスタッフも変わり、若く新しいチームとして再スタートをきった。8月31日には新生チームで初の公式戦「ジャパンカップ2013」に出場。オープン形式で全国から集まった12チーム中2位に輝いた。

 無名の公立中学の部活を約10年で全国常連校まで引き上げ、さらに一般でも独自のスタイルで全国を圧倒した中澤彩子ディレクターが、昨年、子育てに専念するため引退を発表した。「綾北は大切な存在。120%の力で関われないなら辞める」。重圧のかかる新生チームの指導者に「指導者として勉強しながら、やらせてほしい」と名乗りをあげたのが、同部卒業生で当時プレイヤーだった岡 智美さん=人物風土記で紹介=だ。

 練習メニューも組み立ても暗中模索。9人のスタッフと話し合い、新生チームを作り上げている。予算の事情で合宿もできず、夏休みは1日の休日を除き毎日、炎天下のグラウンドで午前9時から午後6時まで、夜間練習の日は9時まで練習に打ち込んだ。リズムや音程を揃えるために、ひたすら同じ小節を繰り返すような繊細な練習から、砂埃の中動きまわるなど、練習は多岐にわたる。

 これまで卒業生や社会人に頼っていた中学生メンバーにとっては、プレイヤーとしての自覚と責任が大きく開花した。中学生メンバーのみとなり、昨年は100人以上いたプレイヤーが今年は40人ほどになったが、音量や迫力は昨年に劣らず、力強く、元気が溢れている。「若さ溢れる綾北らしい音です」と岡さんは話す。

 今年のテーマは「アメリカンドリーム」。元の中学生らしさを取り戻し、勢いや元気のある演奏でショーを披露した。2位の結果については「県、関東、全国大会まで、大きく伸びしろを残した状態での2位。これからです」とスタッフ。チームワークよく、中学生らしさを追求し、綾北らしいショーを披露し、「また全国1位に返り咲くことを目指しています」とチームは話している。

 全国へのステップとなる県予選は10月6日(日)に横浜アリーナで開かれる。中学生の部では上位4チームが関東大会への出場権を獲得する。
 

8月31日のジャパンカップ(チーム提供)
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