綾瀬産タマゴをPR 市役所で養鶏農家が直売会
市内の養鶏農家3戸が市役所1階の喫茶「むー」で9月4日に生みたてタマゴの販売を行った。この日は限定60パックを販売。10個入りパックに3戸の農家の卵を自由に詰め、生産者と消費者の交流の場にもなった。
市によるとこれまで養鶏に特化した企画が少なかったことから、市が9月1日号の広報で特集として取り上げた。今回の直売はその記念に企画された。
この日は、日ごろ綾瀬産タマゴを愛食している人や偶然市役所を訪れ初めて購入する人など多くの人が訪れた。タマゴを購入した早川在住の女性は「生卵が好きなので、いつも新鮮な直売所や自動販売機などで購入しています。今日は生産者の方にも初めて会えて嬉しい」と話していた。
タマゴはMSサイズで、3戸の養鶏所の卵を好きな組み合わせで10個入りに詰め、1パック150円で販売した。タマゴをパックに詰めながら飼育の工夫や自社開発の加工品などの話に花が咲き、消費者と生産者が交流を深めていた。
綾瀬には大正時代に採卵養鶏が入り、昭和初期には千羽ほど市内で飼育されていた。戦争や食糧増産時代を経て、昭和45年には90戸の農家が約20万羽を飼育していたが、都市化などの影響で減少し現在は3戸の農家が4万5千羽を飼育している。
市によると綾瀬産タマゴの多くは市内で消費されており、養鶏は地産地消がすすみ潜在能力に期待が寄せられているという。
|
|
|
|
|
|