畳と綾瀬の冊子完成 元ライターの職人が製作
市内落合北の畳職人・長谷川智憲さんが小冊子「畳のおはなし」を自費で2000部作り、配布している。
長谷川さんは綾瀬市出身の元ライター。雑誌などで執筆活動をしていたが「日本の伝統文化に携わりたい」と思い立ち27歳のときに東京都内の畳店に弟子入りした。修行を終え、地元綾瀬で開業することを決めた時、スキルを活かし冊子を作ることを決めた。「畳は質と値段がピンからキリまである。良いものの良さをわかってもらえたら」。知人やその紹介をたどり、建築関係者や職人などさまざまな角度から「畳」にまつわる記事を書き上げた。
「少しでも地域で役に立つものにしたい」と考え、市内の「和」にまつわる団体の情報も掲載。綾瀬市華道協会、綾瀬市書道協会、綾瀬ささら踊り保存会を紹介。表紙などの挿絵は寺尾中在住の絵手紙講師・橘川芳恵さんが担当した。「本当にたくさんの方に協力頂けた。ぜひ多くの方に読んでもらいたい」と長谷川さんは話している。
「畳のおはなし」は長谷川さんの店舗「畳の長谷川」(市内落合北5の3の31)などで配布している。