火災件数が大きく増加 昨年との比較では約3倍に
綾瀬市内の火災件数が昨年までの減少傾向から一転、増加に転じた。過去40年間で最少だった昨年の10件と比べると2013年の発生件数は3倍近くとなる28件だった。
綾瀬市での火災発生件数は市消防本部が設置された1972年から記録されており、毎年1月1日から12月31日までに発生した建物火災、林野火災、車両火災などの合計件数。
2013年の統計によると建物火災8件(5件)、車両火災7件(1件)、その他火災13件(4件)が1年間に発生した(かっこ内は2012年の発生件数)。
市内では2008年から継続的に減少傾向で推移してきて2012年は記録開始から40年間でも最小となっていた。しかしながら昨年1年間で一転して3倍近くに火災発生が跳ね上がった。市消防本部では「特にこれといった大きな要因があるわけではないですが、件数だけみると平年並みの発生となりました」「これまでも不特定多数の人の出入りのある施設を中心に立ち入り検査なども行いながら防火の呼びかけを実践してきましたが、これからは増加している福祉施設などに対しても重点的に防火を呼びかけていきたい」と話していた。
市内では防火活動の一環として消防職員が毎日巡回するほか、市が定めている毎月13日の「市民防火・防災の日」には消防団や婦人防災クラブが各地域を巡回、幼年消防クラブでは法被を着て登園するなどの活動を続けている。
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