寺尾南地区社会福祉協議会(中山惠之会長=人物風土記=)が今月21日、地域の福祉拠点「ボランティアセンター・なごみ(市内寺尾釜田2の17の31)」を開所した。地域の高齢者や障害者が気軽に立ち寄り、同世代、同環境、同じ趣味仲間などとの交流ができる「サロン・なごみ」を毎週月・金の2回、開設する。
同センターは、寺尾南地区の高齢者や障害者が気軽に立ち寄れる常設のサロン設営を目的に、同地区社協によって計画が進められてきた。14ある地区社協の中で活動拠点となるセンターを有するのは、早川地区と落合地区に続き3地区目。両地区社協は市が所有する施設を利用しており、独自に整備を行ったのは寺尾南地区が初となる。
活動通じ必要性実感
寺尾南地区社協が発足したのは2007年。高齢化が進む地域の中で、高齢者や障害者が住みよい環境づくりを推進することを目的に設立された。
地域福祉祭り・子育てサロン・高齢者向けふれあいサロンなど「地域全体福祉活動」と、独居・ひきこもり高齢者を見回る「地域個別福祉活動」の2つを活動の柱に据えている。
「個別福祉活動の安否確認や話し相手を通じた状況確認の中で、お話できる場所が欲しいという声を多く聞いたのが、地域のボランティア拠点の必要性を考えるきかっけになった」と中山会長は話す。
センター開所を検討するため昨年、専門のボランティア部会を設立。県の補助金や、活動賛同者による無償の場所提供、市社会福祉協議会や地元自治会の協力などを受け、開設に至った。
地域の協力で運営
今後、サロンの運営は寺尾南自治会・地元民生委員・地元老人会で組織された運営委員会が行っていく。それを地区社協がサポートする形だ。
「今は週2回の開催だが、ゆくゆくは月曜から金曜の平日常設を目指したい」と話す中山会長。市社会福祉協議会では「綾瀬市の地域福祉の一つのモデルケースとして他の地域にも浸透してくれれば」と、今後の広がりに期待を寄せる。
サロンは毎週月・金の2回、午前10時から午後3時に行われる。寺尾南地区居住者であることが条件で、利用料200円(維持費・お茶代・保険料)。同世代、同環境、同じ趣味仲間などとの交流ができる。問合せは同センター【電話】070・5070・1532へ(受付は月・金の開所時間内)。
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