綾瀬の魅力を市内外に発信し、人口流出に歯止めをかけると共に子育て世代の転入を促進するための「あやせスマイるプロジェクトチーム」が、若手職員よって今月7日に結成された。
同チームは少子高齢化と人口減少問題に対応するため、人口維持・増加に向けた「独自の処方箋」の提示と、独創的でスピード感ある対策を打つための市のプロジェクト。メンバーは庁内で公募され、自ら名乗りを上げた20〜40代前半の若手職員20人が集まった。
「自ら手を挙げただけあって、みんな熱意が凄い。事務職から技術職まで全部署から集まったので、人材もバラエティ豊富」と、チームリーダーの平野義久さんは話す。今後は課の枠を超え、横の連携を密にして課題解決に取り組む。
前例にとらわれない自由な発想で
当面は市の「強み」や「弱み」などの洗い出しと分析を基軸に活動する。そこから「綾瀬の魅力をどう発信するか」「弱みを発想の転換でどう強みに変えるか」といった戦略を立て、シティーセールスに繋げていく。
また、チーム設置には実務を通した問題解決を行うことで、「自ら考え課題を発見し、解決に向け行動する熱意と能力を備えた職員を育成する」という目的もある。
「動画作成が得意な職員など、職務以外の特技を持つメンバーも多い。個々の能力を活かし、前例にとらわれない自由な発想で綾瀬の魅力を売り出したい」と、平野さんは話している。