野あざみの森管理委員会(福島國美委員長)が今月4日、土棚小学校西側に「野あざみの森」の整備を開始した。自由に散策できる遊歩道を作り、自生する野草を楽しむことができる市民憩いの場として来年4月の解放を目指す。
同委員会は、市が今年4月に「緑地保全指定」を締結した野あざみの森を、地権者に代わり維持・管理するため立ち上げられた。落合南の「キツツキの森」や落合北の「取内の森」を管理する「キツツキの森管理委員会」を中心に、上土棚地区の住人を加えた20人ほどで構成されている。
森の広さは約1・1ヘクタール。「ナラ科の木が多く生息しているので、時期になれば自生するキンランやギンランなどが楽しめる」と現場責任者の岡田昌一さんは話す。
この日、初めて行われた整備では主に草刈りや不法投棄されているゴミの回収などが行われた。缶やペットボトルのほか、自転車や車のタイヤ、バイク、電子レンジなど大量のゴミが運び出された。
作業を行っていた男性は、「手入れをして人の目が届くようになれば、不法投棄もなくなるはず。市の将来のためにもきれいな緑を残さないと」と話した。
年内は今月下旬に1回、来月にもう1回、整備が予定されている。「キツツキの森や取内の森は遊歩道以外の手入れも行ったが、この森では歩道以外に余計な手は加えず、出来るだけ自然なままの姿を楽しんでもらえるようにしたい」と、岡田さんは話している。
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