テクニカルショウヨコハマ2015共同出展事業実行委員会の委員長に就任した 平本 康雄さん 深谷南在住 51歳
出会いと繋がりで紡ぐ未来
○…市と市商工会の共同出展事業として、県下最大級の工業技術・製品の総合見本市「テクニカルショウヨコハマ2015」に初めて出るため組織された実行委員会の委員長。市商工会工業部会の部会長として、白羽の矢が立った。綾瀬は県内第4位の企業集積率を誇る街。独自の技術を持つ企業や、国内・世界に大きなシェアを持つ会社も少なくない。「綾瀬には素晴らしい技術がたくさんある。それを発信する手助けできれば」と意気込みを語る。
○…平本建設の社長として、「お客様との出会いを大切に、思いを形にする」をモットーに仕事している。その姿勢は仕事以外でも表れており、先輩の誘いで商工会青年部に入って以来、様々な繋がりを大切にしてきた。「気づけば23年。今はロータリークラブや日米友好協会、法人会にも所属している。繋がりができすぎて忙しくなっちゃった」と笑う。しかしだからこそ、「新たな取組みの出会いも大事にしたい」という思いが言葉の端々に滲み出る。
○…横浜生まれ。小学校高学年の時に父の仕事で綾瀬に移り住む。建築屋だった父の背中を見て育ち、自然と建築の道に進んだ。趣味は釣りと、学生の頃から続けていた剣道。剣道は忙しくなり出来なくなってしまったが、釣りは夫人や仲間とたまに行っている。「奥さんの方が釣果がいいんだよ。仲間にお前より嫁さんに来てほしいってチャカされる」と笑顔を見せる。夫婦の仲の良さが伺える。
○…出展7社1団体でテクニカルショウの準備を進める傍ら、事前の情報発信による会場でのビジネスチャンス拡大や、次回出展者を増やすための取組みも並行して行っている。「スマートICやロボット特区など、綾瀬の産業は今後大きな可能性を秘めている。この取組みを一つのきっかけに、企業のデータベース化など新たな取組みに繋がれば」。そう語る姿は、「いつか綾瀬の名を全国に轟かせたい」という熱意に溢れていた。