綾北マーキュリーウィンズ 関東大会制し 全国へ 壁を乗り越え、更なる高みに
綾北中学校マーチングバンド部を母体とする「綾北マーキュリーウィンズ」が、先月8日・9日にさいたまスーパーアリーナで開催された「第49回マーチングバンド関東大会」で金賞と埼玉県教育長賞(総合1位)を受賞した。関東大会を通過したマーキュリーウィンズは、12月13日・14日に同会場で行われる「第42回マーチングバンド全国大会」に出場する。
茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨・新潟・長野の1都9県のマーチングバンドが出場する関東大会は、幼保の部・小学生の部・中学生の部・高等学校の部・一般の部に分かれ行われている。今大会、マーキュリーウィンズが出場した中学生の部では、23チームが練習で磨き上げてきた演奏・演技の調和や技術力、表現力を競い合った。「予選の県大会2位という結果を受け、関東に向けこれまで以上に厳しい練習に励んできた」と話すのは部長の重久優香さん(綾北中学校3年)。メンバー全員で話し合い、ぶつかり合あって、様々な壁を乗り越えてきたという。
「たくさん泣きましたが、辛い思いを共有して絆が深まったからこそ、全員が一つになって関東1位という結果を残すことができたのではないかと思う」と、重久さんは振り返る。
綾北が今年の演奏テーマに選んだのは、「氷の世界、祈りの大地〜イヌイットが奏でる命の詩〜」だ。北極で暮らすイヌイットの壮大で過酷な環境での生活をイメージし、ダイナミックな演奏・演出で表現している。
全国大会に向け重久さんは、「私たちにはまだ乗り越えなければならない壁が、たくさんあります。全員で力を合わせ一つずつ乗り越え、1位を目指します」と意気込みを語った。
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