綾瀬市は一般会計306億円の2015年度当初予算を編成し、現在開会している市議会定例会に提出した。2017年度中の供用開始を目指す(仮称)綾瀬スマートインターチェンジ関連事業や、神崎遺跡の保存整備、(仮称)保健福祉センター整備、市民文化センター改修工事など工事費が大幅に増加することを受け、予算案は昨年度を上回り2年連続過去最大となった。
笠間城治郎市長は2月24日の記者会見で、「健康寿命の延伸」「地域医療体制の充実」「子育て環境の充実」「産業の振興と雇用の確保」「地域交通対策の推進」「教育環境の充実」を柱に掲げた新年度当初予算案を発表した。
一般会計の予算額は前年度予算286億6千万円に対し19億4千万円の増となった。歳入では市税が129億6千万円で昨年度に対し微増を見込んでいるものの、スマートインター関連などによる国庫支出金や県支出金、市債の増などから自主財源比率は48・9ポイントとなり、前年度より3・3ポイント低下している。
スマートインター関連事業は用地取得や周辺道路整備などに26億9千万円を盛り込んだ。保健福祉センター整備には、閉館した福祉会館の解体工事などに3億9千万円を計上している。
他にも市長が柱とする事業には3世帯の増加を推進するための住宅取得・リフォームに係る助成や、商工会と連携しデータベース作成などを行う企業支援などの新規事業、浸水が頻発する小園・落合・蓼川地区の河川等の浸水対策など継続事業に予算が計上された。
また、地域住民生活等緊急支援のための交付金充当事業などに4億8千万円の2014年度補正予算を定例会に提出している。採決されれば新年度予算に繰り越し、プレミアム付商品券発行の事業などが行われる。
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